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カラーマンやしろが旧西村写真館に降臨!

【古今の写真を感じる時間】カラーマンやしろ/Q西村写真館


今年3月の「文化の回廊フェスティバル」(やまぎんホール)で好評を博した、「カラーマンやしろのビビッドレガシー」と「カラーマンやしろのカラー屋さん」が、Q1グランマルシェの最終日に「旧西村写真館」にやってくる!

【カラーマンやしろのビビットレガシー】
カラーマンやしろ(屋代敏博[美術家/東北芸術工科大学教授])によるモノクロ写真カラー化プロジェクト。昔の面影が色濃く残るさまざまなモノクロ写真を、最新のAI技術も取り入れながらカラーマンやしろ風にカラー化し、ビビッドに蘇らせます。人間が持つさまざまな感情の揺らぎや曖昧さといった「手触り感」をAI技術に混ぜ合わせる、カラーマンやしろならではのどこか懐かしくも新しい写真(=ビビッドレガシー)を旧西村写真館内にて展示します。

【カラーマンのカラー屋さん】
昔の結婚写真や町内運動会の様子、ご先祖の開拓写真など、押入れに眠っているモノクロ写真をカラーマンやしろがカラー化します。モノクロ写真(L版~六切程度のサイズ)をお持ちください。カラーマンやしろが皆さんと対話をしながらワークショップスタイルでカラー化の作業を進めます。カラー化した写真は、お持ちいただいた写真とともにそのままお持ち帰りいただけます。

【Q西村写真館】
山形中央郵便局の東側の路地に建つ「旧西村写真館」は、大正10(1921)年に開業。山形市中心市街地の写真館として山形市内外の多くの方々の姿を収めてきました。平成7(1995)年の廃業後も、内観・外観ともに当時のままで残されています。今回、グランマルシェ最終日に「Q西村写真館」として内部公開いたします。当日は、所有者の親族である「山形歴史たてもの研究会」会長の小林和彦さんが在館。当時の写真館の「しごと」がどのようなものだったのか、皆さまの質問(=Q)にお答えします。山形の歴史的建造物はもとより、古い写真に関する貴重なお話と資料に触れられる絶好の機会です。ぜひ足をお運びください。

※注意事項等
・会場内の見学・観覧は無料です
・旧西村写真館は、大正10年造の古い建物です。混雑時は入場数の制限を行う場合がございますので、あらかじめご了承ください
・カラーマンやしろのカラー屋さんは、お一人さま2枚まで有料(1,000円[税込])でカラー化いたします(先着順で会場にて受付)。なお、混雑時は整理券をお配りし順番に対応させていただきますので、あらかじめご了承ください
・旧西村写真館に駐車場はございません。Q1より徒歩にてお越しいただくか、近隣のコインパーキング等をご利用ください


日時
2025年8月31日[日]10:00〜16:00
場所
旧西村写真館(山形市本町2-1-51)
参加料
・会場内での見学・観覧:無料
・カラーマンやしろのカラー屋さん:1,000円[税込]
(お一人さま2枚まで古いモノクロ写真をお持ちください)
出展者
屋代敏博(カラーマンやしろ/東北芸術工科大学教授)
小林和彦(旧西村写真館の保存を考える会/山形歴史たてもの研究会)
主催
株式会社Q1
企画
株式会社Q1、東北芸術工科大学屋代研究室、旧西村写真館、halkenLLP
お問い合わせ
株式会社Q1(hello@qichi.jp)

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屋代敏博(やしろ・としひろ)
カラーマンやしろ/東北芸術工科大学教授

写真家、現代美術家、パフォーマンスアーティスト。東北芸術工科大学教授。多摩美術大学で映像と演劇を学んだ後、一貫してアート表現の可能性を探る実験的な試みを続けてきた。「回転回」という自分自身が台上で回転し、その場に円盤状の痕跡を残す身体的な動きを取り入れた作品によって知られており、この作品は令和5年日本文教出版「高校美術」に掲載され、映像メディア表現の教材となった。2000年文化庁派遣在外研修員、2001年フランス政府文化機関 ImagesAu Centre 所属アーティストとしてポンピドゥーセンターのアーティスト・イン・レジデンスプログラムに参加、2002年ケルンメディア芸術大学客員芸術家としてオープンイノベーションを経験する。近年はアートの世界で培ってきた実績を教育だけでなく、地域、ビジネス、起業の世界と結び、革新性、創造力を育成するプログラムを開発している。

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旧西村写真館(きゅうにしむらしゃしんかん)
山形市の歴史的建造物

大正10(1921)年に開業し、山形市中心市街地の写真館として多くの方々の姿を収めてきた写真館。平成7(1995)年の廃業後は、恒久的な保存と利活用を望む多くの市民の声を受けて、内観・外観ともに当時のままで残され、見学希望者には内部を不定期に公開するなど、現在に至ります。当時の建造物の流行スタイルを今に伝える外観はもとより、写真スタジオや写真室には、当時の撮影用のセット、カメラや写真機材、そして多くのガラス乾板やネガも保存されており、大正から平成までの地域の歴史を探る上でも大変貴重な写真資料が数多く残されています。

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